防犯カメラ・監視カメラの形状について

防犯カメラ・監視カメラの形状には大きく分けて「ドーム型」、「バレット型」、「タレット型」、「ボックス型」、「小型」、「PTZ型」、「全方位（フィッシュアイ・パノラマ）の7つの形状があります。他にも特殊形状型やカモフラージュ型のカメラなどもありますが、こちらのページでは、主に7つの形状について解説いたします。

【ドーム型防犯カメラ】

ドーム型防犯カメラは、防犯カメラ設置による威圧感を与えにくい形状で、景観を損なわずに設置ができるというメリットがあります。また、カメラのレンズ部分が外から見づらいので監視範囲がわかりにくく、死角スペースにも防犯効果を与える効果も得られます。屋内専用や屋内外設置に対応したモデルがラインナップし、屋内環境ではドーム型防犯カメラがベストチョイスとなっています。

お薦めの設置場所：オフィス、店舗、屋外軒下、エレベータ、エントランス等

【バレット型防犯カメラ】

バレット型防犯カメラは、屋外設置に最適な防犯カメラです。筐体のサイズ感にもよりますが、防犯カメラ設置による防犯威嚇効果を得やすく、侵入者に対して防犯意識の高さを印象付けることができます。屋外環境において、軒下以外は防犯カメラ設置による威嚇効果を抑えたい場合を除き、バレット型防犯カメラの設置がお薦めです。

お薦めの設置場所：屋外環境のすべて

【タレット型防犯カメラ】

タレット型防犯カメラは、ドーム型防犯カメラとほぼ同様の扱いとなりますが、画角調整の作業性に大きな違いがあります。ドーム型カメラでは、カメラの画角調整をする際、ドームカバーを開けて調整する必要がありますが、タレット型カメラは本体のリング部分を緩めることで、カメラの画角調整が可能です。その為、ドームカバーを開ける必要が無く、作業がし易いというメリットがあります。一方、ドーム型カメラの方がスマートなデザインが多く、また、カメラの監視方向がぱっと見で分かるというデメリットもあります。

お薦めの設置場所：オフィス、店舗、屋外軒下、エレベータ、エントランス等

【ボックス型防犯カメラ】

ボックス型防犯カメラは、箱型デザインの防犯カメラで防犯カメラが普及し始めた当初、最もメジャーであった防犯カメラです。視覚で容易に確認できる為、カメラを設置してあることを意識付けさせることができ、高い防犯威嚇効果を得られます。用途によりレンズの選択が可能であったり、アクセサリーとの組み合わせで自由度の高い設置ができる反面、組み合わせにより高コストとなることが多く、防犯用途としては一体型で扱いやすいドーム型やバレット型がファーストチョイスとなる傾向にあります。どちらかというと工業用途・産業用途に適しています。

お薦めの設置場所：オフィス、店舗、エントランス等

【小型防犯カメラ】

小型防犯カメラは、カメラ本体が小型の為、設置場所の自由度が高く、装置の中に組み込んでカメラを設置をしたい場合や防犯カメラを目立たず設置して証拠撮りをしたい場合にお薦めの防犯カメラです。本体サイズが小さいので、機器への組み込みや省スペース設置に適しており、工業用途・産業用途にご活用いただくことができます。また、防犯カメラの死角で行われる万引きの証拠撮影や社内不正監視にもご使用いただくことができます。

お薦めの設置場所：オフィス、店舗等

【PTZ型防犯カメラ】

PTZ型防犯カメラは、PAN（水平旋回）・TILT（垂直旋回）・ZOOM機能を備え、カメラ1台で広範囲をすみずみまで監視することができる高機能タイプの防犯カメラです。空港や漁港等の大型施設や大規模商業施設等で高度な監視システムを必要とされる環境を始め、発電施設、公園、駐車場、校庭、寺院等の屋外環境や河川、沿岸等の広範囲な監視需要に最適です。ネットワークカメラの場合、自動追尾機能を備えたモデルもあり、広範囲の監視ソリューションを実現したい場合にお薦めいたします。

お薦めの設置場所：空港、漁港、大規模施設、運動場、発電施設等

【全方位・フィッシュアイ・パノラマ型防犯カメラ】

全方位ネットワークカメラ・IPカメラは全方位カメラ、フィッシュアイカメラ、パノラマカメラ、360度カメラ等と呼ばれ、カメラ1台で360度の全方位を監視できる防犯カメラです。撮影は魚眼の丸型映像で撮影しますが、画像処理により魚眼映像、180度パノラマ映像（上下2分割）、4分割、9分割等、様々なパターンで監視映像の表示を行うことができ、カメラ1台で死角の少ない広範囲監視を実現します。カメラ1台で全体の動きを捉えたい、動線をモニタリングしたい場合等にお薦めいたします。

お薦めの設置場所：オフィス、店舗、商業施設等